2026年8月31日、横浜 – Moonlight Technologies 株式会社(代表取締役:青木雅裕、本社:横浜)は、当社の分散型ニューロモーフィックフレームワーク「EvoSpikeNet」において、エッジデバイスを含む多様なハードウェア上でセンサー入力とモーター/アクチュエータ制御を明確に分離した実行を可能にする標準アーキテクチャ「HPDBN(Heterogeneous Polymorphic Distributed Brain Node)」を発表いたします。
ロボティクスやドローン、産業用エッジ機器では、CPU/GPU/SNN/NPUなど搭載ハードウェアが多様である一方、センサー処理・認知推論・アクチュエータ制御の責務がコード上で密結合しがちで、通信断時の安全性確保やハードウェア間の移植性が課題となっていました。EvoSpikeNetのHPDBNは、認知推論とハードウェア制御を明確に分離した標準ループを定義することで、この課題に応えます。
異種ハードウェアにまたがるローカル完結型推論: 各エッジノードはLocal Spatial Nodes(空間認識)とLocal PFC(前頭前野モデルによる認知統合)を保持し、外部通信が途絶してもローカル推論を継続できる構造を備えます。
センサーと制御の責務分離: 標準ループは「Sensors → Spatial Nodes → Features(特徴量・信頼度・TTC候補)→ PFC → Runtime(CPU/SNN/NPU)→ Application safety/control adapter」の5段で構成され、生センサーデータをそのままPFCやネットワークへ流さず、バージョン付きの特徴量・追跡要約のみを受け渡します。アクチュエータ制御やハードウェア固有の安全機構は、利用側のアプリケーションアダプタ側の責務として明確に切り離されています。
通信断時の自動降格: 通信品質の低下やkeepaliveの期限切れを検知すると、外部との協調計算を停止し、期限付きキャッシュを用いてローカルSpatial Nodesとローカルランタイムのみで推論を継続します。復旧時は認証・単調時刻・計画世代・ノードID・モデル版を検証してからでなければ、古い制御計画を再適用しません。
デバイス抽象化との統合: 既存のデバイスプラグイン機構(CPU/GPU/Jetson/Loihi/EdgeTPU等)と組み合わせることで、同一の認知推論ロジックをハードウェアを問わず実行できます。
HPDBN標準に準拠することで、開発者は認知推論ロジックをハードウェアやアプリケーション固有の安全要件から切り離して実装できます。センサーアダプタ・制御アダプタ・Safety Barrier・ハードウェア監視は利用側の責務として明確化されており、機体やロボットごとの安全認証要件(DO-178C等)に応じた実装と、EvoSpikeNet Coreが提供する認知推論・ピア協調・デバイス抽象化を独立に組み合わせることが可能です。
本標準は、以下を満たすことをCore実装の受入基準としています。
生センサーデータが意図せず外部送信されない
通信断でローカル推論が停止しない
PFC、Spatial Nodes、runtimeの停止を検知できる
出力に入力期限、品質、モデル版、理由コードを含む
CPU/GPU/NPU別に最悪実行時間、温度、電力、メモリを測定できる
詳細な仕様は ドキュメントサイト「HPDBN SDK統合ガイド」 をご覧ください。なお、本標準はCore側の設計仕様であり、航空機搭載適合性や安全認証そのものを含むものではありません。
Moonlight Technologies 株式会社代表取締役の青木雅裕は、次のように述べています。「多様なエッジハードウェアが混在する現場では、認知推論とハードウェア制御の責務を明確に分けることが、安全性と移植性の両立に不可欠だと考えています。HPDBNは、その設計思想をEvoSpikeNetの標準として実装したものです。」
会社名: Moonlight Technologies 株式会社
代表取締役: 青木雅裕
設立: 2025年
事業内容: AIフレームワーク開発、分散脳シミュレーション、ニューロモーフィックコンピューティング
ウェブサイト: https://www.moonlight-tech.biz
メール: info@moonlight-tech.biz
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